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【応用情報技術者】バイラルマーケティングとは何か

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●バイラルマーケティングとは
評価が爆発的に広まるインターネットを利用するマーケティング手法。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期

バイラルマーケティングの説明

バイラルマーケティングとは、評価が爆発的に広まりやすいインターネットを利用して、サービスの存在を広く知ってもらうためのマーケティング手法です。

バイラル(viral)には「ウイルス性の」という意味があります。インターネットでは伝染病のように情報が拡散されるため、このような名前が付きました。

バイラルマーケティングの特徴

SNSを利用してユーザー同士で拡散

魅力的なコンテンツを作成すれば、YoutubeやInstagram等のSNSを通してサービスの情報が拡散されます。

しかし、誤った情報や逆にマイナスの情報も拡散される可能性があるため注意が必要です。

低コストで情報を拡散出来る

企業が提供するサービスを魅力的だと感じたユーザーが企業活動と関係なく情報を拡散するため、広告費用を削減出来ます。

しかし、無料で使えるSNSでの拡散が基本なので、一度拡散させた情報を収束させることが難しく、情報提供のコントロールがやりにくいです。

バイラルマーケティングの成功例

アイスバケツチャレンジ

2014年にALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究の支援のために始まったアイスバケツチャレンジはSNSで爆発的に拡散されました。

アイスバケツチャレンジでは、参加者が氷水を頭からかぶる様子を動画にして拡散し、ALS協会への寄付を促しました。有名人も多数参加し、ALS協会に数百ドルもの寄付金が集まりました。

Fit’s

菓子メーカーである株式会社ロッテはFit’sの広告をテレビcmではなく、YouTubeやTwitterといった若者に支持がある媒体で打ち出しました。

広告の出演者に若者に人気のある俳優やアイドルを起用したり、動画内に出てくるFit’sダンスを「踊ってみた」という動画が投稿されました。その結果、Fit’sのプロモーション動画は1000万回再生を超えました。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問69

バイラルマーケティングの説明はどれか。

ア 顧客の好みや欲求の多様化に対応するために、画一的なマーケティングを行うのではなく、顧客一人ひとりの興味関心に合わせてマーケティングを行う手法

イ 市場全体をセグメント化せずに一つとして捉え、一つの製品を全ての購買者に対し、画一的なマーケティングを行う手法

ウ 実店舗での商品販売、ECサイトなどのバーチャル店舗販売など複数のチャネルを連携させ、顧客がチャネルを意識せず購入できる利便性を実現する手法

エ 人から人へ、プラスの評価が口コミで爆発的に広まりやすいインターネットの特長を生かす手法

正解と解説

正解は”エ”
評価が爆発的に広まるインターネットの特長を生かすのがバイラルマーケティングなので、”エ”が正解です。